階段手すりの設置をお得に!補助金活用法と設置コスト解説

2024年5月7日

家庭内での安全を高めるためには、特に高齢者や小さな子どもがいるご家庭で、階段の手すりの設置は非常に重要です。
しかし、その設置には費用がかかることが多く、多くの家庭ではその負担をいかに軽減するかが課題となっています。

本記事では、階段の手すりを設置する際の費用感と種類、さらに費用を抑えるための補助金や助成金の活用方法について詳しく解説します。
これにより、安全かつ経済的な家庭環境を整えるための一助となることでしょう。

◻︎階段の手すり取り付けにかかる費用と種類

階段の形状によって必要となる手すりの種類や設置費用が異なります。
主に家庭内の階段は、「直階段」、「L字型階段(かね折れ階段)」、「U字型階段(折り返し階段)」の3つに分類されます。
それぞれの階段に適した手すりの設置方法と、それに伴う費用について見ていきましょう。

1:直階段の場合

直階段は、階段が一直線に続く形状をしており、最もシンプルな手すり設置が可能です。
壁側に手すりを取り付ける場合、費用はおおよそ4万円から7万円程度です。
また、壁がない側に装飾的な手すりを追加する場合、手すり本体の価格が高くなるため、費用も上昇します。

2:L字型階段の場合

L字型階段は踊り場で90度方向が変わることから、踊り場部分に適切な手すりを設置する必要があります。
これにより、直階段に比べて手すり設置の費用はやや高くなり、5万円から9万円の範囲で変動します。

3:U字型階段の場合

U字型階段は180度方向が変わるため、最も複雑な手すりの設置が求められます。
このため、設置費用は8万円から10万円と他の形状に比べて高めになります。

専門会社に依頼する場合は安全性が高まりますが、費用が増加します。
一方で、DIYでの取り付けを選ぶとコスト削減が期待できますが、施工ミスによるリスクも考慮する必要があります。

◻︎階段手すり設置のための補助金と助成金

手すり設置の費用を抑えるために、介護保険や自治体からの補助金、助成金の利用を検討することは非常に有効です。
これらの制度を利用することで、高齢者や介護が必要な家族が安全に暮らすための環境を整えられます。
以下に、具体的な補助金や助成金の条件と申請方法について解説します。

*介護保険を利用する場合

介護保険では、要支援または要介護の認定を受けている場合、最大20万円までの住宅改修が可能です。
これには手すりの設置も含まれます。
費用は初めに自己負担が発生しますが、後に申請を行うことで還付を受けられます。

*自治体の助成金を利用する場合

各自治体によって様々な助成金制度が設けられており、例えば神奈川県の横須賀市では改修工事が20万円以上であれば、一律10万円の補助が出ます。
このように自治体によって支給条件や金額が異なるため、住んでいる地域の自治体に問い合わせることが重要です。

□まとめ

本記事では、階段の手すりを設置する際の種類とそれにかかる費用、さらに補助金や助成金を利用する方法について詳しく説明しました。
手すりの設置は安全性を高める上で非常に重要ですが、費用を抑えるためにこれらの制度を活用することが有効です。
自宅の階段形状に合った適切な手すりを選び、必要に応じて専門会社のアドバイスを求めながら、安全かつコスト効率の良い改修を行いましょう。

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