ユニットバスのリフォーム時に既存の窓はどうなるの?
2024年11月30日
ユニットバスにリフォームを考える際、既存の窓の取り扱いは大きなポイントです。
特に、ユニットバスの形状や設置位置が在来工法の浴室と異なるため、窓の再利用や新しい窓の設置が悩みどころとなります。
ここでは、ユニットバスにおける既存の窓について詳しく見ていきます。
□ユニットバスに既存の窓を活用する場合の注意点
1:ユニットバスへの交換でも既存の窓は使える
ユニットバスからユニットバスへの交換であれば、通常、既存の窓をそのまま使うことができます。
しかし、在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合、窓の位置や形が変わってしまうことがあります。
その際、窓が新しいユニットバスの枠に収まらないケースがあり、窓の位置調整や新しい設備の検討が必要です。
2:既存の窓を利用するための部品が必要
タイル張りの浴室をリフォームする際、ユニットバスと壁の間にはどうしても2.5〜5㎝の隙間が生まれます。
このため、窓がユニットバスの枠より外側に位置してしまうと、既存の窓の利用が難しくなります。
ただし、専用の部品を用いることで窓を再利用することは可能です。
しかし、窓の端がユニットバスの窓枠より奥に隠れてしまうため、窓の開閉や掃除がしづらくなるデメリットが生じる点には注意が必要です。
□浴室リフォームに合わせて窓のリフォームも検討する
1:窓ガラスの断熱性能を高める
浴室のリフォームに合わせて、窓の断熱性能を向上させるのも良い選択肢です。
既存の窓ガラスを断熱ガラスに交換したり、内窓を設置することで、寒い季節でも浴室内の温度を快適に保てます。
これにより、冬場の浴室での寒暖差によるヒートショックのリスクを減らすことができます。
2:窓枠の移設や交換で見た目と機能性を向上
窓のリフォームでは、既存の窓枠を移設したりサイズを変更することも可能です。
また、外部からの視線や防犯面に対しても、ルーバーなどの設備を取り付けることで対策が可能です。
こうした窓枠の移設や交換は、大がかりな工事が必要になる場合もありますが、リフォーム全体の機能性とデザイン性を向上させることができます。
□まとめ
ユニットバスへのリフォーム時に既存の窓を再利用することは可能ですが、場合によっては専用部品の導入や、窓の位置やサイズの調整が必要になることがあります。
また、断熱性能や防犯性を高めるために窓のリフォームを併せて行うのもおすすめです。
窓の使い勝手やデザインにこだわることで、より快適で機能的な浴室空間を実現することができるでしょう。