豊島区の歴史と街の魅力

豊島区は東京都の特別区で、東京23区の西北部に位置し、副都心の池袋が特に有名です。豊島区の歴史は昭和7年に遡り、東京市の市域拡張により巣鴨町、西巣鴨町、高田町、長崎町の4町が統合されて誕生しました。この地域はもともと北豊島郡の一部であり、郡内で最も発展していたため「豊島」の名が付けられました​​​​。

地形は武蔵野台地の東端にあり、関東ローム層の高台と谷戸川、神田川、弦巻川などの河川流域の低地から成る起伏の多い地域です。江戸時代には巣鴨村などの農村集落が存在し、中山道などの街道筋の活性化に伴い一部地域が門前町として賑わいました​​。

明治・大正期には、農村地帯だった地域に鉄道が開業し、市街地化が進みました。日本鉄道品川線（現JR山手線）や東上鉄道（現東武東上線）、武蔵野鉄道（現西武池袋線）が開業し、本郷通りや春日通りなどの幹線道路も整備されました。これにより交通網の利便性が増し、関東大震災の影響も重なって大正・昭和初期には地域の人口が急速に増加しました​​。

現在、豊島区の中心地である池袋は、豊島区役所やサンシャインシティなどの超高層ビルが林立し、「山の手三大副都心」として重要な地域です。JR、私鉄、地下鉄が乗り入れるターミナル駅周辺は、新宿や渋谷に並ぶ歓楽街として多くの人で賑わっています。また、お年寄りの集う「巣鴨地蔵通り商店街」や落ち着いた住宅街の目白や雑司が谷、「ソメイヨシノ発祥の地」として知られる駒込も豊島区の人気スポットです​​ 。

豊島区のリフォーム助成金

東京都豊島区は、住宅リフォームに関する様々な助成金や補助金制度を用意しています。

木造住宅の耐震改修には、「木造住宅耐震改修助成事業」があり、工事費用の66％～82％（上限100万円～150万円）が補助されます。

省エネリフォームには、「豊島区エコ住宅普及促進費用助成金」があり、太陽光発電システムや断熱改修などの費用の一部が補助されます。

その他にも、マンションのバリアフリー化を支援する事業や、民間賃貸住宅の高齢者向け改修を助成する事業などがあります。

これらの制度は、対象となる住宅や工事内容、申請条件などがそれぞれ異なります。豊島区のホームページや窓口で詳細を確認し、自分に合った制度を活用しましょう。

豊島区の人口や統計について

東京都豊島区は、2023年6月1日現在、住民基本台帳に基づく人口が294,052人で、そのうち外国人は34,470人を占めています。これは区全体の人口の約11.7%にあたります。世帯数は187,526世帯で、人口密度は23,247人/㎢と非常に高く、23区内で3番目となっています。

年齢別人口では、20～30代が比較的多く、単独世帯の割合も高くなっています。これは、池袋駅を中心とした交通の利便性や商業施設の充実、さらには大学や専門学校が集積していることから、若年層や単身者が多く流入しているためと考えられます。

また、外国人登録者数は年々増加傾向にあり、区全体の人口増加に大きく寄与しています。特に、中国、韓国、フィリピン、ベトナムなどからの出身者が多く、多様な文化が共存する地域となっています。例えば、池袋駅周辺には、アジア各国の料理店や食材店が軒を連ね、国際色豊かな雰囲気を醸し出しています。

豊島区は、池袋駅を中心とした繁華街や住宅地、学校、文化施設などが混在する地域であり、多様な人々が暮らす活気ある街です。近年では、再開発が進み、高層マンションやオフィスビルが増加する一方で、公園や緑地などの整備も進められています。また、「国際アート・カルチャー都市」を目指し、文化芸術の振興にも力を入れています。例えば、2020年には「Hareza池袋」が開業し、劇場や映画館、アニメショップなどが集積する新たな文化拠点として注目されています。

豊島区役所

郵便番号：〒171-8422

所在地：豊島区南池袋2-45-1

電話番号：03-3981-1111

ホームページ：http://www.city.toshima.lg.jp/

豊島区の対応地域

池袋｜池袋本町｜要町｜上池袋｜北大塚｜駒込｜巣鴨｜千川｜雑司が谷｜高田｜高松｜千早｜長崎｜西池袋｜西巣鴨｜東池袋｜南池袋｜南大塚｜南長崎｜目白